PROJECT STORY 05
サイバー犯罪から金融資産を守る
ユーザ認証機能の開発
金融ビジネス第2本部
金融ビジネス第5部
プロジェクトの経緯・課題
ユーザの利便性向上に伴ってシステムの利用シチュエーションが多様化。昨今のユーザ環境に応じたセキュリティ対策を講じる。
従来の証券システムは、ユーザがオンライン画面から利用することが一般的でした。しかし昨今は別システムからの自動ログイン、家計簿アプリへデータを連携するためのアクセスなど、利用するシチュエーションが多様化しています。一方でシステムを狙ったサイバー犯罪が年々増加し、複雑化しています。
TSOLではこうした犯罪からユーザの金融資産を守るためにも、ユーザ認証機能を開発し、セキュリティ対策を講じています。
解決方法
業界動向とセキュリティ対策技術とを把握し、品質を向上させる。お客様の開発依頼に常に迅速に対応できる体制を構築する。
証券システムには、利便性とセキュリティ対策を兼ね備えた最適な機能が求められます。
そのため、業界動向を把握したうえで、高度なセキュリティ知識の習得に努め、様々なケースを想定した仮説検証を繰り返しながら品質を向上させています。
さらに、お客様の方針に沿って作業の定型化と自動化を行うことにより、お客様の開発依頼に対し早急に着手することができています。
開発における課題
複雑化し続けるサイバー犯罪の手法への対応と、それに先んじる対策を打つ。
メンバーで日々検討を重ねて提案を行う。
サイバー犯罪では次々に新しい手法が生まれているため、それに対応できる複雑なセキュリティ対策を随時提案することが求められます。ユーザ認証には、追加質問、多要素認証、認証キーの使用したものなど様々な方法がありますが、どれかを選べば良いというものではありません。適切な対策のためにも、メンバーで日々検討やテストを重ねながらご要望以上の提案ができるよう努めています。
お客さまの反応や将来の展望
「安心して任せられる」との声をいただき、プロジェクト発足当初よりも手掛ける内容が広がる。さらなる安心に向けて尽力する。
私は育児休業を取得し現場を離れていた時期がありました。復帰して、改めてプロジェクトに戻った際にはお客様から「また安心して任せられる」とお声をかけていただきました。
プロジェクト発足時はログイン認証機能のみの担当でしたが、長年の信頼を得て、現在はその他にも複数の機能を担当しています。今後も、安心して任せてもらえるように尽力したいと思っています。