PROJECT STORY 01

業務効率化や生産性向上の課題を
解決するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入

金融ビジネス第1本部
金融ビジネス第3部

プロジェクトの経緯・課題

プロジェクトの経緯・課題

顧客企業での、スキル定着化の困難さや作業数の増加などの課題と、一方で求められる生産性向上や作業の効率化等を、いかに解決していくか。

顧客企業のシステム運用部門にて、基幹系ホストのマスタデータの調査・補正およびシステム障害対応を担当するチームに所属しています。チームの主担当として、業務調整、要員管理、スケジュール管理、顧客調整等を担っています。
昨今、「働き方改革」に端を発し、担当する顧客企業からも生産性向上や作業の効率化等を求められていました。しかし、人員削減、異動によってスキルの定着化が困難だったり、作業数の増加や、付随作業の負荷が増えるなどの課題を抱えており、なかなか有効な対策を打てていない状態でした。

解決方法

RPAを導入し、付随作業を自動化することにより業務負荷を軽減。さらなる相乗効果で加速度的に進む作業効率の改善に期待。

これらの課題について顧客担当を交えて考察しました。すると、以下の2つの答えに至りました。
1.スキル定着が困難ならば、スキルが無くても作業ができる環境(ツール)を作れば良い
2.付随作業の負荷が増えるなら、付随作業を自動化すれば良い
これらから導いた「RPAを導入することで課題解決するのでは」との結論に向けて、具体的に動いていったのです。
RPA製品の選定、費用対効果等の各種検討を重ね、ほどなくしてRPA(UiPATH)を導入。現在、一部の付随作業についてRPA化を実現し、作業効率の改善につなげられています。また、RPA化により生じた余裕工数を更なる改善に充てることが可能となるため、今後は加速度的に作業効率の改善が進むことを期待しています。
※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)

開発における課題

顧客にとっても作業者にとってもRPA開発は未経験。新技術を扱う上で、資料も少ないなどの課題にも直面しながら開発を進める。

RPA開発の上で追加予算を組めなかったため、既存の体制にてRPA開発を進める必要がありました。顧客、我々ともに未知の領域であること、RPAというITの新技術を扱うことでの課題はいくつかありました。
そもそも通常業務を行いつつRPAの開発をしなければならず、スケジュール通りには進みませんでした。また、ネット検索、参考資料、FAQ等を利用してRPAを開発していましたが、新技術であるため参考にできる資料が少なく、何が効率的なのか、何が正解なのかが不明瞭でした。さらに、既存のツール(作業申請ワークフロー)とRPAの相性の問題も発生するなど、苦労を重ねました。

開発における課題

お客さまの反応や将来の展望

RPA化により部門全体の作業効率化へとつなげることができ、感謝の声をいただく。今後もさらに顧客企業の作業効率化、生産性向上に尽力。

顧客企業からは、「部門としてRPA化への一歩が踏み出せた。開発いただいたツールは他チームへも展開し、部門全体の作業効率化へつなげることができ、大変感謝しています」との声をいただくことができました。RPA化を要する作業はあるため、今後も引き続き開発、そして作業効率化、生産性向上へと取り組んでいきます。